Online readings…

13 novembreに寄せて〜フランスの《建前力》

Anne Hidalgo : "Ce qui s'est passé dépasse tout… par ITELE

渦中の14日朝、パリ市長・Anne Hidalogoのディスクール(スピーチ、演説)です。
現時点でネット上にはやはりよりエモーショナルな、13日当夜の談話(コメント、非公式発言)の映像を多く見かけますが、むしろ僕の心に深く届いたのは、一夜明けて考え抜いた、こちらのスピーチでした。
長年パリ市民をやってきたわりに、じつは僕の脳裏には、今回初めてこの女性市長の名前がくっきり記憶されたような気がします。 続きを読む

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パリより:70年目の夏に。〜日当りのいい“女の子の学校”

日当りのいい“女の子の学校”

近道をしようとしていたのかもしれません。
いつもと違う辻に入ると、こんな建物があることに初めて気づきました。
明るい日射しを浴びた、感じのいいファサードには、トリコロール、フランス国旗がはためいていますね。公共の建物です。

porte近づいてみると門の上に、“女の子の学校”、と彫ってあります。
昔の、地区の運営する、公立の学校だったものです。
『失われた時のカフェで』のヒロイン、ルキが通っていたのは、もっと坂の上のほうですが、でもこういう学校だったのかもしれないなぁ、とふと思いました。
下の写真を拡大すると判ると思いますが、門の右手のグレイの看板に書いてあるように、いまでは幼稚園として使われているようです。
パリでは、こんなふうに、建物の元の名称などがそのままファサードに残っていることが多いです。
いいじゃないか、きれいだし、ということでしょうか。
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恐ろしく高度で、瀟洒。洗練の極致を示す、夢、または寓話。ため息。

modiano20142014年ノーベル文学賞受賞にともない、モディアノ最新刊 Pour que tu ne te perdes pas dans le quartier が関係者に配布されており、僕も読んでみました。
まず、モディアノ文学がまた新たなレヴェルに到達した、ということがいえると思います。非常に完成度の高かった『失われた時のカフェで』に続いた、L’horizon (2010)、L’herbe des nuits (2012)この2作はやはりやや実験的で、跳躍への準備でもあった、ということが回顧的には判ります。
日本語に訳す、というようなことさえ考えなければ(笑)、それこそフランス人読者であれば、だいじに読んで二晩、というところでしょうか。再び三人称を採用したこともあり、とくに前半はまたがくんとリーダビリティが上がっている、いつものミステリ・タッチが、殆んどほんとのミステリ小説のよう(笑)
より客観的で、ゆえに非常に読みやすい、というしかない、見事な仕上がりになっています。
後半に至って遂に 続きを読む

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PariSnap!*写真で見ると… パリ、セーヌ、恋人たちの“鍵”;)

la Seine amont

景色のいい場所、デート・スポットに、手すり、柵、フェンスといった、恰好の構造物が見つかると。。。
恋人たちが鍵(錠)を付けはじめる、というのは、なんだかもはや世界的、新しく生まれた人類の*性癖*ではないか、という気もします(笑) 続きを読む

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