Online readings…

ニュースレター配信と、大型コラム「80年代はなぜ«消された»のか?」

お知らせしていましたように、2022-2023年度の試み・ポッドキャストに続いて、2024-2025年度は、ニュースレターを配信しています!
9月21日のテスト配信からここまで計13配信と、ほぼ週1、週刊のペースを実現しています;)
内容的にはソリッドなものからゆるいものまで、さまざまですが、
以下にタイトルを一覧表示しておきます。
今回特にご紹介しようと思ったのは、4回連続になった大作(笑)「80年代はなぜ«消された»のか?」ですが、
他にも何か気になるものがあれば、ぜひご覧下さい。
過去のタイトルは現在無料のメール登録のみで全て読めるようにしています。

少子化は、一人っ子→子沢山の復活??-テスト投稿 2024.09.21
«80年代の夢»はなぜついえたか。 2024.09.28
#TMIって、何?? 2024.10.05
女の子の恐いもの。#tmi 2024.10.13
紙の本はなくならない。 2024.10.19
今週の小さな幸せ。#tmi 2024.10.26
「男性のどこをセクシーと感じますか?」 2024.11.02
トランプ勝利と兵庫県知事選 2024.11.09
“可愛い”の変遷 2024.11.16
80年代はなぜ«消された»のか?(テスト①) 2024.11.23
80年代はなぜ«消された»のか?(テスト②) 2024.11.30
80年代はなぜ«消された»のか?(テスト③) 2024.12.07
80年代はなぜ«消された»のか?(結論-テスト) 2024.12.14

さて、最後に並んでいる「80年代はなぜ«消された»のか?」については、週に1回、4回連載で完結させたものですが、
一気に読みたいという方のために(笑)Mediumの方にまとめて掲載しておきました。
大型コラム、ということで、reading timeも33minとそれなりに長く表示されておりますが;)
一般の方、ただ単に80年代カルチャーの衰亡と再興(??)といったトピックに興味のある方にも、どんどん参照していただきたいので、拡散もぜひお願いいたします。

80年代はなぜ«消された»のか? Medium版

全体としては、今年の新刊、『シティポップ短篇集』の«80年代の夢»という問題系から、80年代当時一世を風靡した山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』の未来予想を再訪し、さらに95年刊『シンプルな真実』での僕自身の指摘を踏まえつつ、最後には〈熱い社会〉ならぬ〈ゾンビ的な社会〉というコンセプトへと至る。結果、展望として、同じく今年の僕の新刊『「細雪」の詩学』の結論部分へ交差する…という、例によって、大変な「大ネタ」となっています(笑) 続きを読む

Posted in ニュースレター配信 |

マタイが好きになった夏〜#新譜早耳2022 上半期早決算;)

先日、すごく久しぶりに、音校の生徒を見かけました。制服は、あれ、夏服、こんなふつうの、普段着みたいだったかな??と思ったんですけど、でも、ぱっと見て、判る(笑)ふた組、カップルでいたから、というのもありますが;) 涼し気な軽装で、へー、いまはこんな感じなのか。。と思った途端、うわーっと目に涙が浮かんできました。え? なんで? なんで? と動揺しましたが(笑)ああ、なるほど…。イヤフォンからちょうどその時聴こえていたのが、この曲、この録音:

Sonoko Miriam Welde: Bruch, Vaughan Williams & BarberSonoko Miriam Welde

ブルッフヴァイオリン・コンチェルト、第3楽章、フィナーレです。
自分の好きな音楽の傾向を、以前ベルリオーズの『幻想』を例に、できるだけあれこれ書いてみた回もありましたが;)
この経験で、この演奏も、当然僕にとっては素晴らしい(笑)ぜんぜん聴いているつもりはなく、頭ではただ女生徒たちを見ていたつもりだったのに(笑)耳だけで、見事に引き込まれてました。園子ミリアム・ヴェルデ。ノルウェーの、若いヴァイオリニストのデビュー盤です。指揮も同じくノルウェーの女性、タビタ・ベルグルンドが担当。ぜひ一度聴いてみて下さい。

…ということで、FBページほかにも書いたように、昨年来、あらためて博士論文を今回はなんとか完成してみようとしているため、趣味の(?)クラシック新譜の試聴も滞りがちで、現時点で2022年の新譜を語る、というのはやや無理があるという自覚はあるのですが(笑) とりあえず、小耳に挟んで印象に残った録音を、上半期では…という限定つきで、短い夏休み記念にポストしておきます;) 続きを読む

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ショパン、新次元〜4つのスケルツオ編| #新譜早耳2021

いや、あのね、今回は「ことばの綾」ではありません(笑)ほんとに来ちゃった、21世紀のショパン;)

Chopin Études Op. 25 – 4 Scherzi – Beatrice Rana | cd

Twitterでは、日本発売前に大騒ぎして速報もしましたが(笑)ラヴェル「鏡」ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」でも、そしてバッハ「ゴルトベルク」でも、絶対に無視できない、赤丸新譜をリリースしてきた28歳のイタリアの新鋭が、デビュー盤以来のショパンにアタック。 続きを読む

Posted in パリで私が見つけたもの, 新刊『#新譜早耳2020』情報, 音楽 |

[生誕150年特集] プルーストのプレイリスト;)

標題の通り、マルセル・プルースト(1871-1922)、今年は生誕150年記念ということで、作曲家の年次ポストはお休みし(?笑)夏休み利用にて関連ポストを作ることにしました;)

というのも、ひとつにはまず、作曲家のアニヴァーサリーではないものの、ぽつぽつ関連ディスクのリリースもあったから。
プルースト作品は、文学のみならず、絵画、演劇、音楽と、それぞれの芸術分野に関する記述に膨大なページ数があてられている。
音楽の場合、重要なモチーフとなっているのが架空の作曲家、ヴァントゥイユの作品で、この作中の架空の音楽作品、その描写を最初に読んだ際には念頭にあるのはドビュッシーか、とも思ったけれど、むしろフォレの音楽が描かれている、というのがひとつの定説となっています。

そこで、まず最初に紹介するこのアルバム: 続きを読む

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