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『ユリイカ』大貫妙子特集号にエッセイを寄稿;)

久々の一般誌(文芸誌?)寄稿となる、『ユリイカ』大貫妙子特集号が発売になりました。

テーマは、大貫妙子さんのヨーロッパ三部作について。
シティポップ短篇集』のライナーノーツを見て、また僕のパリ暮らしが長いので…
とのことでいただいたお話でしたが、
しかし大貫さんといえば、僕にもいろいろ思い出すこともあります;)

ただ、『ユリイカ』ということなので、
見本誌を見ると、かつてのような文学と思想、というより、もう少し(昔の言葉でいえば;)サブ・カルチャー寄りの雑誌にはなっているかな、とは思いましたが、
やはり以前からの、ある程度ソリッドな、むしろ論文に近いものを読みたい読者層も、あるいは残ってるかもしれない。。などと思案した結果、
前半をわりと批評的なエッセイ、後半が個人的な思い出、という変則的な「2階建て」の原稿を書いてみました。

タイトルは:「いくたびかの出会い——ヨーロッパ三部作宛の無い手紙」。

後半部分の個人的な思い出も、いまとなっては当時の〝同時代的な証言〟ということもでき(笑)若い大貫さんのファンなどには、知らないこと、理解のヒントになることもあるかもしれません;)
『オリーブ』、『月刊カドカワ』時代の思い出をエッセイ的に綴っているので、古くからの読者の方には、ことに楽しい読み物となったのでは。。;)
論文でもなくネットでもない、紙媒体での僕の文体、ミュージカリテも健在だろうと思います。グルーヴ、というかリズム感みたいなものは読めばすぐに判るでしょうし、
また、当時はファッション誌に出てくるモードのデザインや、お店の名前などが入っていたところが、 続きを読む

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パリより:70年目の夏に。〜日当りのいい“女の子の学校”

日当りのいい“女の子の学校”

近道をしようとしていたのかもしれません。
いつもと違う辻に入ると、こんな建物があることに初めて気づきました。
明るい日射しを浴びた、感じのいいファサードには、トリコロール、フランス国旗がはためいていますね。公共の建物です。

porte近づいてみると門の上に、“女の子の学校”、と彫ってあります。
昔の、地区の運営する、公立の学校だったものです。
『失われた時のカフェで』のヒロイン、ルキが通っていたのは、もっと坂の上のほうですが、でもこういう学校だったのかもしれないなぁ、とふと思いました。
下の写真を拡大すると判ると思いますが、門の右手のグレイの看板に書いてあるように、いまでは幼稚園として使われているようです。
パリでは、こんなふうに、建物の元の名称などがそのままファサードに残っていることが多いです。
いいじゃないか、きれいだし、ということでしょうか。
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