Author Archives: yuichihiranaka

新刊『失われた時のカフェで』*コメントもどうぞ:)

『新刊『失われた時のカフェで』、アマゾンでの発送が開始された模様です。http://bit.ly/guzTzK 全般的なコメント・ページはこちらですが、とくにこの作品についてのコメントはこちらの↓↓コメント欄↓↓にもお寄せ下さい。(メールアドレスを登録して、ログインしてください。非公開希望の方はWhisperをチェック、To yuichihiranaka として下さい)

…ほんとうに久々の新刊となりました。爽やかな初夏の光と風に包まれて、原著者・モディアノ氏の至芸と、僕の苦心惨憺を(笑)リラックスして楽しんでください;) 続きを読む

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PariSnap!*ヴァンセンヌ〜みずうみのほとりで君の夢を見る…

昨日は最初からどうかしていた。待ち合わせの時間に、1時間も早くいってしまった。こういう時は、ふつうカフェで本でも読んで時間をつぶすといいのだが、ここからなら、少し歩けばヴァンセンヌの森にも行けることを思い出した。僕は森を選んだ。

le lac外周を並足でやってくる子どもたちの乗った馬の行列をやり過ごし、森の中へ入っていった。いい天気で陽射しが明るかった。しばらく散歩したあとで、みずうみのひとつへいってみることにした。

たぶんこっちだ、と小道を歩いていくと、森の向こうに静かな水面が現れた。岸辺のひとつの陽当たりのいいベンチ。上手いぐあいに空いていた。待ち合わせまでは、まだ40分以上。少し本でも読もうかと僕は水辺に腰を下ろした。静かだった。森を渡る鳥の鳴き声、水鳥の水面で立てる音…。 続きを読む

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新刊『失われた時のカフェで』カヴァー帯付き完成予想図:)

現在印刷中の新刊『失われた時のカフェで』。アマゾンにも版元のサイトにも気づいた時には既にカヴァーの写真が載っていました。いや、びっくりしました(笑)どうしてこういうことができるのか、といえば、デザインのラフをデジタル・データとして貰っているからです。そこで、僕もいただいたデータから、帯付きの完成予想図を自作して(笑)こちらに掲載してみることにします。おそらく、こういう風になると想像されます;)

…如何でしょう:)
さて、今回のデザインで僕がとくにお願いしたことは、

1.翻訳文学の好きな方に手にとっていただけるジャケットであるだけでなく
2.パリが好きなひとや、カフェ好きの女性にも手にとって貰えるジャケット!
3.しかも現代フランス随一の大作家・モディアノに相応しいメジャー感のあるジャケット!

…どうでしょう(笑)この殆んどどうやって共存させたらいいのかよく判らない僕の希望に、見事に応えてくださった、装丁者の力量にただただ脱帽、です。

また、僕のほうの不手際で、今回必要以上に何案もラフを出して貰ってしまいました。ほんとうに申し訳なかったです。この場を借りて、お詫びいたします。どうぞどうぞこれに懲りず、今後ともほんとによろしくお願いいたします!

『失われた時のカフェで』予約受付中!

ネット上では紀伊国屋書店で!(送料無料)
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PariSnap!*13区のちいさな応援

これまでも何度か前を通っていたのに、この週末、ふと見上げてみると、13区の区役所にこんな垂れ幕がかけられていた。

solidarite Japon

Solidarité Japon. 連帯・日本、というような意味だろうか。日本なら「がんばろう!」と書くところだと思うが、フランス語には「がんばろう!」といういい方はない。「がんばってね!」という時には有名な«Bon courage!»といういい方があるけれど、これは«Bonne chance!»、つまり“Good luck!” みたいな感じでも使える。もっと「みんなで一緒にがんばろう!」といいたい時には、«Tous ensemble!» そして「社会の問題とみんなで力を合わせて闘うぞ!一致団結だ!!」といいたい時には、この«Solidarité»。まぁ、なにしろ、社会主義の国なので(笑)だからこれは、「がんばろう!日本」である。彼らが自分たちの問題に取り組む時の合言葉を、そのまま素直に使っているのだと思う。

大統領や首相が日本の悲惨な状況に向けてなにがしかのメッセージを送る、というのはよく判る。外交的な意味もあるだろうし、国内向けの政治的な意図だってあるに違いない。そう思う。

しかし、この垂れ幕をかけていたのは、13区の区役所である。区民のみなさんの日常のお世話をしている一区役所である。そこに日本へのメッセージを掲げることにどんな意味があるというのだろうか? ルーヴルに行き、オルセーに行き、ルイ・ヴィトンに行き、エルメスに行き…パリに行ったことがある!という日本人は多いだろう。だがそのうちのどれだけが13区に行っただろう? 華やかな観光客たちとは何の縁もない。パリの片隅の、ちいさな13区の区役所である。僕には、これは純然たる好意と共感の表れにしか思えなかった。

やはり僕は、あまりにナイーヴにすぎるのだろう…。思いもかけなかったちいさな、けれど大きな応援に、胸の詰まった、イタリア広場の静かな夕暮れだった。

(((( Solidarité Japon! ))))

PariSnap!の更新は5年前から停止中ですが;)いちおうPariSnap!の続きとして今回の写真を掲載しておきます。停止中の過去のPariSnap!はこちらです。
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