2014年ノーベル文学賞受賞にともない、モディアノ最新刊 Pour que tu ne te perdes pas dans le quartier が関係者に配布されており、僕も読んでみました。
まず、モディアノ文学がまた新たなレヴェルに到達した、ということがいえると思います。非常に完成度の高かった『失われた時のカフェで』に続いた、L’horizon (2010)、L’herbe des nuits (2012)この2作はやはりやや実験的で、跳躍への準備でもあった、ということが回顧的には判ります。
日本語に訳す、というようなことさえ考えなければ(笑)、それこそフランス人読者であれば、だいじに読んで二晩、というところでしょうか。再び三人称を採用したこともあり、とくに前半はまたがくんとリーダビリティが上がっている、いつものミステリ・タッチが、殆んどほんとのミステリ小説のよう(笑)
より客観的で、ゆえに非常に読みやすい、というしかない、見事な仕上がりになっています。
後半に至って遂に 続きを読む
平中悠一最新刊
『クラシック名曲名盤 #新譜早耳2020』
昨年のクラシック新譜1417タイトルを全部試聴、これは!という497をツイートで紹介、丸ごと一冊に。
試聴用リンクで全曲無料試聴も可能 «ストリーミング時代の、新しい音楽の聴き方»
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わりと読まれている記事☺️
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「ことば」と「小説」を考える。
『小説文を想像力をふくらませて読んではいけない理由』
SNSで反響の大きかった、日本語、言語に関するポストを選りすぐり
+書き下ろし4タイトル
いつしか〝ことば〟で包み込む。
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