Online readings…

PariSnap!*やっぱり出てきた:2年おきにきちんきちんと新作を出す巨匠 パトリック・モディアノの最新刊;)

affiche de Modiano夜道、閉まった書店のショーウインドウに、ふと見つけたこのポスター… やっぱり出てきた、2年おきにきちんきちんと新作を出す巨匠 パトリック・モディアノの最新刊。

L’herbe des nuits、というタイトルの、長篇のようです:)

…残念ながら、いますぐにはちょっと読む余裕がないので、できればクリスマス頃にでも、読めたらいいなぁ。。と思っております。
その上で、もしまた思うところなどありましたら、こちらでレヴューしたいと思います! どうぞよろしくお願いいたします。(写真はinstagram @yuichihiranaka より。Instagramを使ってない方は、当面Twitter、またはFacebookページでフォローして下さいね;) 続きを読む

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パリで見つけたこの1枚*ディヌ・リパッティ「主よ、人の望みの喜びよ」

Lipatti, "Jesu, Joy of Man's Desiring"フランスでは、7月は1年の終わり。

欧米の年度が秋に始まる、ということは有名ですが、夏に1年が終わる、ということは、実感としてはちょっと判りにくいかもしれません。
でも、ちょうど日本の年末のように、たとえばTVでもレギュラーの番組はおやすみになって、特別番組、今年の総集編とか、今年のTV名場面・珍場面、今年の歌といった年末番組が放送されます。そして番組の最後は、「今年も1年、ありがとうございました。また来年お会いしましょう、どうぞ皆さま、よいヴァカンスを!」ということで終わります。…そう。それからほんとに1カ月、レギュラー番組がおやすみになるんです;) 続きを読む

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Christmas time in Paris… Bonne fin d’année 2011;)

クリスマスのパリ今年も押し詰まって参りました。たいへんな災害の年であった、ということをまず申し上げなくてはならないでしょう。
95年の神戸の記憶にてらしても、被害に遭われた方にとってはまだ何ひとつ終わっていない、というこの年末だろうと思います。また今年の場合、環境や食品などからの広範な影響も、今後どうでてくることか、想像も及びません。。。

…2011年が、ひとつの大きなターニング・ポイントになる、というのは世界的にみても、ありうることかもしれません。
失われた人たちの命はもう、とり戻すことはできません。しかしそれでも、 続きを読む

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モディアノ翻訳計画*Vestiaire de l’enfance〜評価を決定づけた未訳の傑作。

さて、こちらの連載『モディアノ翻訳計画』も、いよいよ佳境に…!?(笑)ということで、日本ではなぜかまったく翻訳されていない、モディアノ、中期の傑作を見てみたい、と思います;)

パトリック・モディアノ…確かにLa place de l’étoile は峻烈なデビュー作だし、フランスを代表する新人文学賞・ゴンクール賞に輝いたRue des boutiques obscures は重要な作品でしょう。邦訳のあるこの後者は日本でもモディアノ・ファンにはとくによく読まれている作品だろうと思います。
『失われた時のカフェで』併録「『失われた時のカフェで』とパトリック・モディアノの世界」でもご紹介したとおり、韓国ドラマ『冬のソナタ』との関連もありますし…;)
しかし、フランスでモディアノの代表作、といえばむしろ90年前後の長篇小説、モディアノが所謂『注目の新鋭』から押しも押されもせぬ重要な作家へ…と移り変わったこのVestiaire de l’enfance そしてそれにつづくVoyage de noces…このあたりがやはり真っ先に挙げられるところ、いちばん定評のある作品ではないか、と思います。今回ご紹介/検討してみたいのは、その問題の日本未訳の傑作、Vestiaire de l’enfance です;) 続きを読む

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