PariSnap!

2018、平和へのナラティヴ – *ヘン*と*ふつう*と*はじめの一歩*。

20150917_181335坂道を下りながら、ある女の子が、僕にこういった:イスラエルと日本は似てると思う。どちらも自分たち独自のバブルの中にいて、特殊な独自の世界認識を持っている、と…。

ソーシャル・メディア、twitterfbtumblrブログには思いつけば書いてるものの、このメインの公式HPyuichihiranaka.comに、
所謂 opinion pieceめいたものをさすがに思わず書いてしまったのは、最後に2015年13日11月のパリ、テロ後のことだったと思うが13 novembreに寄せて〜フランスの《建前力》
今回もふと、新年に寄せて、そろそろと、こんなことを書き出そうとしてしまったのは、
Atlantic誌のこの記事を目にしたあたりから、かもしれない:現トランプ米政権と、イラク戦争前のブッシュ政権の議論が不気味なほど似ている、というもの。
もちろんこれはただ単に、 続きを読む

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パリより:70年目の夏に。〜日当りのいい“女の子の学校”

日当りのいい“女の子の学校”

近道をしようとしていたのかもしれません。
いつもと違う辻に入ると、こんな建物があることに初めて気づきました。
明るい日射しを浴びた、感じのいいファサードには、トリコロール、フランス国旗がはためいていますね。公共の建物です。

porte近づいてみると門の上に、“女の子の学校”、と彫ってあります。
昔の、地区の運営する、公立の学校だったものです。
『失われた時のカフェで』のヒロイン、ルキが通っていたのは、もっと坂の上のほうですが、でもこういう学校だったのかもしれないなぁ、とふと思いました。
下の写真を拡大すると判ると思いますが、門の右手のグレイの看板に書いてあるように、いまでは幼稚園として使われているようです。
パリでは、こんなふうに、建物の元の名称などがそのままファサードに残っていることが多いです。
いいじゃないか、きれいだし、ということでしょうか。
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PariSnap!*写真で見ると… パリ、セーヌ、恋人たちの“鍵”;)

la Seine amont

景色のいい場所、デート・スポットに、手すり、柵、フェンスといった、恰好の構造物が見つかると。。。
恋人たちが鍵(錠)を付けはじめる、というのは、なんだかもはや世界的、新しく生まれた人類の*性癖*ではないか、という気もします(笑) 続きを読む

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PariSnap!*秋の影は長い。

silhouette秋の影は長い。
——というと、いかにも自明のことのようでもある:地軸が傾いている以上、日脚は季節につれて移ろい、北半球に住んでいようと南半球に住んでいようと、秋の影は、長い。

たとえば、よくいわれるとおり、フランス人は個性が強い、個性的だ、と僕もときどきしみじみ思う(笑)
しかし日本人にだって個性はある。
日本人だってひとりひとりほんとに違う、みんな個性的だ、ということもできる。さらには、人はみんな色々だ、人間はみんな個性的なんだ、それが人間ってもんだよ、といってしまうこともできる…。

ただ、そこが、フランス人たちにまじり何年かフランス語で生活してみると、それは確かにそうなんだけど、その*個性的*とこの*個性的*は、やっぱり、ぜんぜん違うんだよなぁ。。。というような気もする。
なんというか、そういうレヴェルじゃないんだよ、もっと、*ぜんぜん個性的*なんだよ。。。もっと、こう、日本人みたいに狭い範囲でのいろいろじゃなくて、もっと滅茶苦茶広い範囲にわたって、もう、ほんとうに、いろいろなんだよなぁ…
…などと、いくらことばを重ねてみても、なかなか「そうだ、そうだ」と思って貰うことは、難しいかもしれないが(笑)

普遍性や共通項を見つけることは大切。
でもそれで肝心なところが全て押さえられる、理解できる、と思ったら。。。
それはたとえば、人はみんな死ぬ、死ぬというのが人の本質なんだよ、
といって、それ以上のことはもう何も考えないようなものだ。
それではやっぱり、どうしても、判らないことも、ある。

世の中はいろいろ。人生もいろいろ。人もいろいろ。
うん、確かにその通り。
でもその「いろいろ」なんか目じゃないくらい、ほんとに、ほんとに*いろいろ*なんだよ…。そんなことを思って、この写真を見て貰うことにした。 続きを読む

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