kindle本第2作『小説文を想像力をふくらませて読んではいけない理由』無事配信されましたでしょうか?
まだの方は、ぜひアマゾンにてご購入ください!
PCやスマートフォンにkindleアプリをダウンロードし、アマゾンで購入すると、登録したkindleアプリに自動配信されます。
さて、今回、ソーシャルメディアでの当初の告知よりリリースが遅れたのは、こちらのHPでも密かにお伝えしてきましたように(マイナー更新にて;)全篇を入稿後、さらに追加の1タイトルを収録することにし、この部分を書き下ろした、ということがあったわけですが(笑)他にもいくつか技術的な問題もあり、
このポストではそのあたりもまとめておきます。
まず追加タイトルは、今回kindle第2作を告知してみると、いまだに
「紙の本の未来は一体。。」などと危惧されている方のあることに気づき(笑)
たしかに10年前ならそういう問題もありましたが、今ではもう、そういう懸念はちょっとピントが外れていると思うのですが(笑)
案外その辺、現場にいないとまだまだクリアには判らないものかもしれない。。などと思い「紙の本の未来」というそのままのタイトルで、1章を追加しておきました。多少なりともご参考になりましたら。。;)
さて、問題の技術的な部分、ですが;)
実際にキンドル本を作成しなくても、amazonに書いてある説明をふつうに読めば気がつくことはこの際全部飛ばすとして(笑)
前回と同じく苦しんだのは、まずレイアウトで(笑)
これはkindleが他のコンピュータ上のソフトウェア同様、縦書きネイティヴではないことに加え(つまり、縦書きに弱い…ということです;)
アンドロイド・ベースであるため、apple製品上では表示にかなり違いが出てしまう:キンドル端末、アンドロイドできれいに見えるようにすると、iPhoneでの表示が崩れ、vice versa…という、魔の修正ループから抜けられなくなってしまう(笑)
本来kindle本なのだから、キンドル端末での表示を優先すべきなのでしょうが。。日本の読者の多数派は、iPhoneで読むのではないか、というところの齟齬もあります。。;)
kindle本はひとつデータを作って登録すれば、スマートフォン、PC全機種で閲覧のできるユニフォーム性が強みではあるのですが、、、レイアウトにこだわるなら、iOS版だけは別に作れることにしてくれたほうが簡単かもしれない。。などと思います;)
一方、今回新しくぶつかった問題点は、というと(笑)
ひとつは表紙画像です。
↑↑の画像を拡大していただくと判るかと思うのですが。。表紙画像の右側に、謎の緑の線が出ています。元の画像データにはない線です。
そこでamazonに問い合わせたところ、同じ現象が再現されたので調査します、とのことで、都合6日待つように、と。。
ところが6日後のメールでも、原因がわからずさらに調査をするので待つように、とのこと。
緑の線は、こちらの←ふたつ目の画像のように墨罫をつけるとかなりごまかせるようにも思い(笑)
とりあえずこの形(墨罫付き)で出版し、問題の解決法究明後、修正版を再配布、ということにできないか、
と再び問い合わせたところ、
それが結果的に急かしたか、次のような回答が届きました:
担当部門にてお調べいたしましたところ、この問題は Mac 上で Kindle Previewer でプレビューした際と、プレビューファイル(azk)に変換し端末上でプレビューする際にのみ発生しており、販売されているコンテンツ(配布されるKindle本)には影響がないことが判りました。配布予定のKindle本の表紙画像には問題は発生しておりませんので、その点ご安心いただければと存じます。
KDPサポートでも、検証用端末(Kindle, Fire, iOS, Android, Kindle for PC, Kindle for Mac)にて、配布予定のコンテンツ(墨罫の無い表紙)には表紙の問題が表示されないことを確認しております。
…つまり、問題はapple製品上でのプレヴューのみで起こる、ということ。
なんだ、じゃあ、気にせずどんどん進めればよかったわけですね。。:)
結局ここまでに12日かかり、追加タイトルを書き下ろした、ということ以上に、この期間が長かった、かもしれません。。;)
もう1点、上手くいかずにあれこれぐるぐる繰り返したのが、カテゴリー設定です;)
カテゴリーは二つまで設定できるのですが、
「文学作品集 > エッセイ」とすると「評論・文学研究 (Kindleストア)」となり
「ノンフィクション > 文芸批評 > 本、読書」とすると「文学理論」に…。
そこで、文学理論の方に類書が多いような気がしたので、ひとつはこれに決定。
問題はふたつ目で、
「教育 & 参考書 > 外国語研究 > 日本」とすると
「日本語の語源・歴史・方言」「日本語の語彙・熟語」のふたつが出てきてしまう。。
さらにひっくり返ったのが(笑)
「ノンフィクション > 言語技術・教科 > 読解力」とすると
「キリスト教・ユダヤ教 (Kindleストア)」「本・図書館」と出てしまう(笑)
文学理論の本というより、本当は国語の教育や読解力がトピックなので、なんとかそういうカテゴリー付けができないか、ぐるぐる試してみたのですが一向に解決せず…こちらもamazonに助けを求めることに。。;)
すると回答は、
作成用のページ(「本棚」というのが日本語の名称;)ではBISAC(Book Industry Standards and Communications)に基づくカテゴリーを選択するが、これはamazonウェブサイトのカテゴリーと完全には一致しない:
ウェブサイトのKindleストア上では「参照カテゴリー」が表示されるため、
“カテゴリーがご希望通りにKindleストアに反映されない場合がございます”
とのこと。むむむむむ…。
実は前作『ベルリン日和』の時も、カテゴリー設定はうまくできなかったが、そもそも初めての試みでもあり、そのあたりはあまり深く追求しなかった。しかし、こうなるとどうも気になり、そちらを例に尋ねたら:
『ベルリン日和 』(ASIN:B074Z27TY5)の出版時に選択いただいた「ノンフィクション > 旅行 > ヨーロッパ > ドイツ」のカテゴリーについて、上述の「BISAC」のカテゴリーとなり、ウェブサイトのKindleストア上で表示される「Kindle本」のカテゴリーでは、同一のカテゴリーパスがないため、反映をすることができません。
とかなり具体的な説明があった。さらに:
なお、Kindle本には、「Kindle本」のカテゴリーを追加/削除することが可能となります。[…]
「Kindle本」のカテゴリーであれば、追加のご依頼をいただくことで対応することが可能です。[…]
カテゴリーの変更をご希望される場合は、対象の本ごとに「Kindle本」のカテゴリー内よりご希望のカテゴリーパスをご選択いただき、あらためて以下お問合せフォームよりご依頼をいただけますようお願いいたします。
KDPお問い合わせフォーム > 本の詳細 > カテゴリーおよびキーワードを更新
つまり、是非に、ということであればカテゴリーの追加ができる、ということ。
しかしわざわざ追加してもらうなら、いちばん適切なガテゴリーをよく考えたい、と思い、いまのところまだ依頼はしていません;)
(。。というか、そういう銘々勝手なカテゴリーの追加の結果、「読解力」が「キリスト教・ユダヤ教」などとなる結果を生むのでは?? *個人の想像です…;)
今回判ったこと、最後に、読み放題の設定について。
前回第1作の際はよく判らないからとりあえず読み放題(KDPセレクト)に登録してみたので、
逆に、今回は読み放題なしだとどうなるか試してみよう…と思いついたのですが、
予約販売に設定していたため、その後発売後まで読み放題の解除ができませんでした。
さらに予約発売日の丸3日前(GST)以降コンテンツなど訂正ができなくなるというkindleの仕様のため、前回、最後に少しパタパタした反省から、
今回は出版予定日を大幅な余裕を持って登録をしておいて、内容の完成後、最短での発売日に切り替える。。。
という*作戦*をとったため(笑)
(…結局のところ↑↑の主に表紙画像の問題でパタパタはしました;)
読み放題の登録/解除の操作と予約発売日の関係がさらにどうなるかよく判らなかったのですが(笑)
結局、前倒しにした実際の発売日(こちらはJST)当日中に操作が可能になりました。
肝心の、読み放題に登録すべき/すべきでない、の判断基準は、今後さらに検討し
(おそらくこうではないか、、という*仮説*はすでにありますが;)
それなりの結論が出たら、またこちらにポストするかもしれません。
(あるいは簡単に、ソーシャルメディア上に書くかもしれません。。;)
というところで、このポストでは、内容ではなく、今回2度目のキンドル版作成で起こったテクニカルな問題を中心にまとめておきました。
しかし、本当は本文の内容の方がはるかに面白いはずですので。。(笑)
新刊『小説文を想像力をふくらませて読んではいけない理由』、アマゾン、そして当サイトへのコメントもお待ちしています!
『小説文を想像力をふくらませて読んではいけない理由』 〜国語ぎらいには理由があった!!〜 SNSで反響の大きかった、日本語、言語に関するポストを選りすぐり 作品についてのコメントはこちらへ。 |