パリで見つけたこの1枚*もしかして、すごいのはラジオ・フランスのエンジニアなのか??

serkin-chopinラジオ・フランスの音楽専門FM局、フランス・ミュージックを聴いていると、ゼルキンのショパン、プレリュードからの抜粋が流れました。
ピーター・ゼルキンのショパンを昔よく聴いていたことは、旧サイトに書いたこともありますが、これは父ルドルフ・ゼルキンのほう。

息子ゼルキンのショパン・アルバムの日本盤ライナーで、
父ゼルキンがショパンを弾くかどうか知らないが、息子ゼルキンのショパンは素晴らしい、と日本の大家お二人がいい合っているのを読んだような記憶から、
てっきり父ゼルギンはショパンは弾かないんだ…と思い込んでいたために、
peter-serkin13区の図書館でこの父ゼルキンのショパン24プレリュードを見つけた時は、ものすごいものを見つけてしまった…と心臓がばくばくするほど驚いたのですが(笑)
その時は、一聴、なるほど、結構なものを見つけたなぁ…ということで満足していました(笑)
ところが、ラジオ・フランスで改めて聴いてみると、これがびっくりするくらい、いい、
これまで聴いたショパン・プレリュードの中でも抜群にいいのでは。。という気がして来ました。
そこで慌てて、iTunesの中に残っていたCDのaiffファイルを探し当て、聴いてみたのですが。。
あれ。なんか違う。
serkin-columbia-coffret-40disque聴いているのは同じスピーカーですから、そのせいで、ということはない…。
確かに、番組でかけられていたのは70〜80枚組のコロンビア全録音新着ボックス・セットから、ということでしたので、
リマスターがあった、という可能性はある。
でも、これまでも同じこと、フランス・ミュージックで聴くとすごくいいのに、手持ちの音源で聴くと、あれあれ??
ということは、
フランソワ、クリュイタンスのラヴェル左手のためのピアノ・コンチェルト
ワイセンベルク、プレートル、シカゴ響のラフマニノフ3番
ペライア、ショパン、バラード4番
などなどなど、もう、再々ありましたので。。
ラジオ放送のエンジニア、というのは、CDをかける時でもよりいい音になるよう調整はしますから、
もしかして、これはラジオ・フランスのエンジニアが素晴らしい、ってことなのか??
という気も、だんだんしてきました。。
如何でしょう? 試しにこちらから、聴いてみて下さい。1h 47mn 14s〜です;)


…なお、父ゼルキンは日本では、一徹に独墺系作曲家の作品しか弾かず、決して技巧に走ることなく、時には指がもつれるほどあがり屋の、朴訥で虚飾ない、精神性の高い真心のピアニスト、ということになっていたような気もしますが(笑)
フランス・ミュージックによればショパン、ラヴェル、ドビュッシー、バルトークやプロコフィエフのコンチェルトなども特に戦前は弾いていて、ヴィルトュオジテ、技巧派のピアニストという一面がある、とのことです。《神話》というか、ナラティヴ、崩しちゃってたら、すみません;)

あ、でも、これは決して演奏自体が悪い、ということでは全然なく、
明らかに問題は録音、でしょうから、フランス・ミュージックで試しに聴いて
いいな、と思ったら、
父ゼルキン、ショパン24の前奏曲、一度全曲も聴いてみて下さい:)


…あの夏、ベルリン。。
2014年、ベルリン。文学、そして旅の記憶のラビリンス…。
ようこそ、旅行記と文学論の、ナラティヴな“街の迷路”へ。

『ベルリン日和』
“A moment.” …それは《気づき》の時。

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