旧サイト時代に、ベストバイ・ショパンというページを作り、当時はかなり多くの人が見にきてくれていました。
それ以降もショパンはやはり間歇的に(笑)聴き続け、自分なりのショパン体験も多少は積み重なった気がしますが、なかなかまとめてみる機会はありません;)
そこで今回は、バラード4曲に絞ってベストバイ形式、いまこの4曲を、それぞれ重複することなく4人の異なった奏者で揃えるとすると…という妄想に(笑)しばし耽ってみることにしました。
バラードという曲種は、そのバラードという名称が、元は物語的な内容を持つ詩であったとよくいわれることもあって、非常にナラティヴなピース、という感じがいたします。
様々な楽想が、時間の経過に従って順番に現れてくる、そこを聴き手が順に辿っていく、というリニアリティ、線条性ということが、ここでいうナラティヴ、という用語の概念ですが、 続きを読む