パトリック・モディアノ

新刊『迷子たちの街』*帯について — または内容とナラション

新刊『迷子たちの街』、書店店頭にも既に並んでいるとのことです。関心のある方はどうぞ、いまのうちにご入手ください。
ネット書店でももちろんどうぞ!
さて、今回は帯文について、です。

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ということですが(笑)
フランス人にも、よく、モディアノはいつも同じ話ばかり書いている、という人がいます。
…前回のフランスからのノーベル文学賞、ル・クレジオ(2008年)についてもそうなのですが、なんでル・クレジオやモディアノがノーベル文学賞なんだ、というようなことをもっともらしくいう自称《文学通》は、たしかにフランスにはいますね;)
けれど僕はまったくそうは思わない(笑)
そんな気持ちもあって、 Continue reading

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新刊『迷子たちの街』カヴァー帯付き完成予想図:)

さて、新刊『迷子たちの街』のジャケット・デザイン、装丁ですが、恒例となりました(笑)データから作った完成予想図。こんな感じです。如何でしょうか?

迷子たちの街表1帯付き…今回、僕のほうからサジェストしたことは、作品のテーマ・カラーとして、深いブルーが考えられるということ。
また、過去の翻訳、日本語版の名作にたとえるならば、チャンドラーの『長いお別れ』のようなイメージ、ということ:つまり、ロマンティックで、センチメンタルな、愛と別れの物語が—あるいは愛から生まれる《謎》についての物語が!—言語能力が高く風刺精神に富んだ話者によって豊かに語られる、ということです;)
訳者ノートにも書きましたが(今回は短いです、作品がしっかり長さがあるので!;)
ところが実際訳していくうちだんだんに、結局これは、もうひとつの過去の日本語訳の名作、『ライ麦畑でつかまえて』にも一脈つながる、イノセンスの物語でもあるんだなぁ…というふうにも思い始めました。
そんなわけで、今回のデザインが、前回とのシリーズであり、同じパリ・モチーフ・エッフェル塔モチーフ、翻訳文学らしい感じ、ミステリアスな感じ、に加えて、
ふと昔の白水社Uブックスをどこか思い出させるものにもなっていることは、不思議な偶然のようにも感じます(笑)…もちろん、こちらは単行本ですから、ペーパーバックとはやはり印象は違うでしょうが。。
前回同様、読者のみなさんに、今回の装丁も気に入っていただけると幸いです。

…ネット書店での予約・注文も既に始まっているようですね。こちら=>
ジャケットは、だいたいこういう感じだと思われますので、
ご予約、ご注文、どうぞよろしくお願いします!! Continue reading

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速報*近刊情報〜平中悠一訳パトリック・モディアノ第2回作品

平中ソーシャルメディア(fbページTwitter)ではお伝えしてきましたが、パトリック・モディアノ、日本未訳長篇作品の新訳が成り、訳者責了といたしました。

書名は:『迷子たちの街』
現在の刊行予定:2015年9月末

とりあえず、速報としてお伝えします。
内容、その他の情報のフォローアップは、こちらのHP、ソーシャルメディアでお届けする予定です。
関心のある方は、以下からフォローして下さい。

yuichihiranaka.com
fb平中悠一オフィシャル・ファンページ
Twitter

では、刊行予定まで、あと僅か1ヵ月。
追加情報のフォローアップをご覧になりながら、どうぞ楽しみにお待ちください!

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FRaU3月号に寄稿*「あなただけのパリがきっと見つかる」

東方神起平凡社「こころ」に続いてもうひとつ、年末年始に書いたエッセイです:)
「こころ」原稿は4ページで、モディアノについて『失われた時のカフェで』刊行以降にあれこれ新しく考えたこと、書いておきたかったことを駆け足にですがたくさん書かせてもらった、僕としては重要な原稿になりました。
一方こちらは女性向けファッション誌の本の紹介で、1ページ。
しかし僕のプロとしての通算のキャリアのなかで、これまでどこにいちばん原稿を書いてきたか、
要するに、僕はどこに原稿を書くプロなのか、といえば…それは実は、女性向けファッション誌、ということになるかもしれません。
そういうわけで、今回も、いざ書いてみると Continue reading

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