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パリで見つけたこの1枚*日本では恐らくふつうに無視される、パリジェンヌなメリー・ウィドウ;)

B00005A9OB以前マガジンハウスHanakoでペク・コンウのフォーレ・アルバムをご紹介した際、実はこのHPのシリーズ『パリで見つけたこの1枚』の第1回で取り上げよう、と思っていたのはこのアルバムだった、と書きました。
パリに来たからこそ出会えたもの、という主旨のこのシリーズですが、
Hanakoにも書いた通り、韓国人の弾くフォーレ、などというものは、日本ではふつうに無視されそう、
よりインターナショナルで、演奏のメカニックな部分が評価され得るドビュッシー、ラヴェル、メシアンあたりならともかく、なんともフランス的な感覚のある、フォーレとなると。。
つまり、日本のクラシック・ファン、レコード評論家の間には、
非常に根深い*出身国信仰*とでもいうべきものがある(と、ここも確かHanakoに書きましたね。。;)
ドイツ、フランス、イタリア、ロシア…その作曲家の国籍と一致する奏者か、指揮者か、オーケストラか、せめてどれかひとつでも入っていると、
さすがに同じ(例えば)ポーランドの出身だけあり、作曲家の本質を見事に捉えている、
などといったことが、まぁ、非常にスムーズに書けてしまう(笑)
…こういうところにも、日本の*パラテクスト*偏重の国語教育の累が及んでいるのではないか、と思うのですが(笑)
しかし、作曲者と同じ国の出身者が混ざっているからといって、それで正統的な演奏、とはいえません。
たとえば、フランス人といっても、 続きを読む

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随想「京都、パリ—煙を雲とながむれば」Hanako n° 1118号に寄稿、“谷崎潤一郎トリビュート”;)

kyoto tanizakiHanako、最新号(9月8日発売号)、連載コンクルージョン第2/3回掲載です;)

この1年、Hanakoによる「トリビュート連載」ということで、’84年の僕のデビュー作を掲載いただいてきたわけですが、
連載掲載終了後のコンクルージョンは、僕の書き下ろし新作エッセイ。
第1回目はペク・コンウのフォーレ・アルバムをご紹介しつつも、
連載掲載のあとがき的なものに…という編集部からの希望もありつつ、でしたが、
今回、そして次回は、明確に、逆に僕からのトリビュート、ということになります。
つまり、今回の場合、Hanako京都特集にちなみつつも、英語的にいうならば、
“平中悠一 トリビュート to 谷崎潤一郎”;) 続きを読む

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